TES5Edit Cleaning Guide - TES5Edit/ja

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TES5Edit クリーニングガイド - TES5Edit




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序論[edit | edit source]

このガイドは mod 作者と mod ユーザに mod クリーニングのコンセプトを案内することと、TES5Edit を使用して mod をクリーンする方法のインストラクションを提供するために意図されています。mod のクリーニングは使用する mod 間のコンフリクトを最小限にする安定した mod ゲーム環境には必要不可欠です。

このガイドは2つのセクションに別れています: まず最初のセクションではなぜ mod にはクリーニングが必要なものが存在し、クリーニングがそれ自身をどう処理しているのかを理解するのに必要な情報があります。一方で2つ目のセクションでは実際のクリーニング mod のインストラクションを提供します。ガイドの終わりには、用語の意味を忘れたときにクイック・リファレンスとして利用できる用語解説もあります。

このガイドは読者を怯えさせるようなものかもしれませんが、クリーニングは一度理解すれば難しいものではありません。このガイドを最後まで読むことに専念してください。そうすればピカピカの mod リストと楽しくてより安定したゲーム環境がもうあなたの手の届くところまで来ています。


セクション 1: Mod クリーニングを理解する[edit | edit source]

なぜクリーンするのか?[edit | edit source]

多くの mod がゲームの要素に意図的でない不必要な edit を作っています。そのような edit は、複数の mod が同じ record を変更すると最後にロードした mod からの変更のみ適用される「1つのルール」のせいで複数の mod を使うときに問題になりえます。

意図的でない不必要な edit を含む mod ("Dirty mod" として知られている) が一つ以上の同一の要素を意図的な edit を作っている mod と一緒に使われているとき、これは不正確な設定からコンテンツの破壊や CTD まで悪いことが起きる可能性を持ち込みます。あなたが実行している多くの dirty mod は、あなたをそのような問題に遭遇させやすくします。


Dirty Edit[edit | edit source]

Dirty Edit は 2つの理由で発生します: 一つ目の理由は、mod 作者が record のプロパティを変更したが、変更を完全に除去する替りにロパティを独自の変数に戻す設定によって変更をアンドゥすることにしたとき。2つ目の理由は mod 作者が発生に気づくことなくプロパティ値を変更する Creation Kit のバグが原因です。

Dirty Edit の共通タイプのほとんどは Identical To Master (ITM) edit です。これはmod が 編集した値が元の値と一致している record への edit を含んでいる場所です。Dirty Edit の他のタイプには、 自動セル水位 edit のようなものを含んでいますが、これらは普通は ITM edit と呼ばれています。用語 "dirty edit" と "ITM edit" はやや口語的に同等のものです。


例 1: Identical To Master Edit
作者が他のクエスト mod のエリアにぴったり合うように Sneaking 設定のプロパティを変更したクエスト mod を考えてみて下さい。作者はそのときあとで Sneaking の変更を不要だと決めます。そしてそれらを元の変数に戻すように設定します。もしこのクエスト mod がそのとき Sneaking システムのオーバーホールをする mod の後に読み込まれたら、Sneaking オーバーホール の効果は、mod の作者が故意にやった効果でなくともユーザが望んだ効果でなくともそのクエスト mod によって少なくとも部分的に破綻するでしょう。
この解決策はそのクエスト mod から ITM edit が除去されて、Sneaking オーバーホール mod が目的通りに機能するようクリーンされることです。


Wild Edit[edit | edit source]

Wild edit は、他の mod と不必要なコンフリクトを起こす、mod 作者によるゲーム要素の意図的でないか誤った edit のことです。これらは、作者が定めた意図とは無関係に偶発的に起こるように見えるため Wild edit と呼ばれています。

Wild edit の1つの例として、コンテナにあるアイテムを含めとるとき、そのアイテムを含むコンテナを1つだけにするはずが、結果として同じタイプのすべてのコンテナがそのアイテムを持ってしまう不正確に修正されるものがあります。もしその mod の説明に、あるアイテムが特定のコンテナに追加されているという記述がある場合、Wild Edit があることを明らかにしてその mod は Wild Edit を修正するためにクリーニングされるべきです。

Deleted Reference[edit | edit source]

Deleted reference は クラッシュ強制終了の一般的原因です。これはある mod が、他の mod が削除した参照を修正しようとするとき、最初の mod がその参照を見つけられなくてゲームが終了するときにクラッシュを招くことが原因です。

参照は大抵の場合ゲーム世界かそれらを除去することで削除されますが、事実上同一の効果が、削除されない参照とそれを無効化してポジションを除去して Creation Kit で不可視にすることでもたらされます (TES5Edit はZ軸の位置を -30,000 units に設定している)。

クリーンしない対象のクイックリスト[edit | edit source]

  • 非公式パッチ (USKP, UDGP, UHFP) はクリーンしないでください。これらはすでにクリーンされています。


クリーニングとは何か?[edit | edit source]

非常に大雑把に定義されたクリーニングとは、mod のすべての変更を解析し mod で実際に想定されている edit を測定し、想定されていないものを除去するプロセスです。


クリーニングは Dirty Edit や Deleted Recerence (削除された参照) を扱うときは自動で行えますが、Wild Edit を扱うには手動で行わなければなりません。これは Dirty Edit と Deleted Reference が確実な技術的な定義を持っているが、Wild Edit の同一性はコンピュータでまったく正確または一貫して測定可能ではないmod 作者の意図する知識を必要としているからです。

マニュアルクリーニング[edit | edit source]

マニュアルクリーニング は TES5Edit の働きについての知ることと mod の働きについての少し知るための特定のステップバイステップのインストラクションなしにそれを実行する極めて高度な技術が要求されます。Mod ユーザは普通、ほとんど常にマニュアルクリーニングを必要としないでしょう。そのために詳細はこのガイドではカバーされていません。


マニュアルクリーニングはすべて Edit が妥当か、削除すべき Intentional Edit や Wild Edit かどうかを決断するあなたの判断力次第です。Wild edit は 下記に示す例のように疑う余地のないものか、セルを編集するときにうっかりとほんのわずかに動かした揺れのような明確ではないもののどちらかです。あなたがその Edit が Wild と判断すると、あなたはそれを訂正する的確な方法を決めて正しい訂正を行うために自分の mod の知識を使わなければなりません。間違って Edit を Wild と判断すること、Wild Edit を訂正する間違った方法を選択すること、不正確に訂正を行うことは、プラグインのマニュアルクリーニングには知識と経験が要求されるためにすべて結果として事態を最悪に招きます。

例 2: Wild Edit のマニュアルクリーニング
新しいダンジョンの最下層に Super Sword of Slaying という名のパワフルな剣を追加することを考えてみてください。しかし、代わりに Silver Sworld を Super Sword of Slaying にして新しいダンジョンの最下層に追加するように、Silver Sword を変更することにしました。その結果ゲームに登場するすべての Silver Sword が Super Sword of Slaying になります。
このWild edit を訂正するために、mod プラグインに記録されている編集した Silver Sword の FormID を 00###### から 01###### に変更できます。これは Silver Sword を編集する代わりに武器を新しいタイプにしています。ダンジョンに配置された参照は新しい FormID の使用をアップデートできます。これは結果として Super Sword of Slaying がダンジョンに存在することになりますが、一方ですべての Silver Sword は Silver Sword のままになります。

もしあなたが上記の例をと訂正を理解できないなら、あなたはマニュアルクリーニングの知識を有していません。それについては心配しないで自動クリーニングだけに拘ってください。

自動クリーニング[edit | edit source]

自動クリーニングはクリーニングされる mod に依存している他の mod と明示的なものと暗黙的なもの両方の正確な知識を必要とします。

自動クリーニングでは、Dirty Edit をクリーニングすると、プログラムが mod を Edit したすべての record を解析し Edit のない record に対して各々を比較し、Dirty Edit の技術的定義にマッチする Edit を除去します。

Deleted Reference (削除された参照) をクリーニングすると、プログラムが各参照の mod edit を解析し、それがすでに削除されているか否かをチェックし、出くわした削除されていない参照と削除された参照を無効化します。


どうやってクリーンする?[edit | edit source]

TES5EDIT : Cleaning your mods (あなたのmodをクリーニング)

TES5EDIT : Cleaning your mods (あなたのmodをクリーニング)


自動クリーニングのときでさえ、正確にクリーニングできるようにすべてがセットアップされていることを確実にすることは重要です。TES5Edit の動画を見てください : この Cleaning your mods (あなたのmodをクリーニング) という動画はクリーニングプロセスに慣れ親む素晴らしい方法であり、Deleted Reference を修正することがなぜ重要かという良い手本を示しています。

クリーニングの手順[edit | edit source]

あなたのロードオーダーの最上部からリストを下に向かってクリーニングすることを推奨します。これは あなたのロードオーダーが正しい限り、mod が それらに依存する前にクリーンされる依存関係を確実にします。

自動クリーニングプロセスは依存物がクリーンされていると想定しているために、mod をクリーニングする前にその mod の依存物のクリーンを確実にすることは重要です。もしこの条件が正しくないと、mod が正しくクリーニングされない結果を招くかも知れません。


正確にプラグインをロードする[edit | edit source]

用語 explicit dependency (明示的依存) と implicit dependency (暗黙的依存) はこのセクションで使われます。これらの用語を理解することは重要です。ですから続ける前に、以下にそれらの定義を列挙します:

explicit dependency (明示的依存) とは他のプラグインが頼りにしているプラグインのことです。また後者のプラグインをはっきりと参照したファイル名を持っています。Explicit dependency は Wrye Bash で閲覧できるため容易に決定することができます。また、もしExplicit Dependency が喪失またはそれに依存するプラグインの後にロードされると、ゲームを起動するときにクラッシュするでしょう。プラグインの Explicit Dependency はマスターの別名でも知られています。
implicit dependency (暗黙的依存) は他のプラグインが依存しているプラグインですが、後者のプラグインによって参照されていません。Implicit dependency は mod の作者がその mod に必要な mod をリストにしてチェックすることと mod の性質を考えることで決定されなければなりません。例えば、互換性パッチプラグインはしばしば互換性問題を解決するために mod のプラグインに依存する implicitly dependent になっています。

あなたの mod プラグインを設定する正確なロードオーダーを持つことは、正しくクリーンするために mod にとって極めて重要なことです。ロードオーダーはこのガイドの範囲外ですが、ロードオーダーを得る簡単な方法は BOSS を使って訂正することです。

プラグインをクリーニングするとき、そのプラグインと、それが依存しているプラグインだけをロードすることを強く推奨します。他のプラグインをロードすると、それらのコンテンツがクリーニングプロセスを妨げて妥当でない結果を招くリスクを引き起こすことになります。

クリーニングのためにプラグインをロードする2つの絶対条件があります:

  1. クリーニングするプラグインはあなたのロードオーダーで最後にロードするプラグインでなければならない。
  2. クリーニングされるプラグインが依存しているどのプラグインも必ずロードされなければならない。これは明示的依存と暗黙的依存両方を含む。

このルールが原因で、同じ TES5Edit のセッションで2つ以上の mod をクリーニングすることはできません。もしクリーンすべき複数のプラグインがあるならば、それらはTES5Edit セッションでそれぞれ分割してロードし、別々にクリーンされなければなりません。


例 3: Loading Explicit と Implicit Dependencies
VillageMod.esp と QuestMod.esp との互換性パッチの機能を果たすプラグイン "VillageMod-QuestMod Patch.esp" を考えてみてください。
VillageMod.esp は (とりわけ) 村のNPCの名前をいくつも変更し、その周囲の景観を変更します。しかし QuestMod.esp はオリジナルNPC名を使った声優による会話が含まれています。この2つの esp を同時に使うと、VillageMod.esp の景観変更によって部分的に埋没してしまう壁が村の周囲に追加されてしまいます。
"VillageMod-QuestMod Patch.esp" はNPCの名前を QuestMod.esp の声にマッチしたオリジナルのものに戻し、もはや村が埋もれることがないように、QuestMod.esp によって追加された壁を移動させます。

それがNPCの名前を変更するように、 Skyrim.esm を explicit dependency (明示的依存) として持ち、壁を変更するように、QuestMod.esp を explicit dependency として持ちます。しかしそれは VillageMod.esp によって追加されたものを変更するものではないので、VillageMod.esp は implicit dependency (暗黙的依存) になります。

"VillageMod-QuestMod Patch.esp" は explicit dependency である Skyrim.esm と QuestMod.esp のロードなしでロードされることも拒絶しますが、VillageMod.esp のロードなしでもロードすることは可能です。しかし、もしこれが実行されると、"VillageMod-QuestMod Patch.esp" の中にある名前変更が触っていない Skyrim.esm と QuestMod.esp でまったく同じ名前として Identical To Master edit に現れるでしょう。それで、パッチの中にある名前は間違って除去されるでしょう。もし3つすべてのプラグインがロードされると、名前変更が VillageMod.esp とは異なる名前として Identical To Master edit には現れることはないでしょう。

コミュニティの尽力[edit | edit source]

Dirty mod の存在の主たる理由は問題のDirty Mod 周りの認識不足と mod クリーニングの重要性から来ます。そのようなものとして、コミュニティ全体の尽力が自覚を促し Dirty Mod の発生率を確実に減少させることが避けられなくなっています。

すべての人がただあえて大量のロードオーダーをクリーニングすることはよいアイデアではありませんし、そんなことは忘れてください。

問題は2つの要素からなります。第一に、きちんとしたクリーンな mod は通常、mod 作者の意図の理解を要求します。マスターリストの一部ではない、他の mod 上にある implicit dependency (暗黙的依存) があるかもしれません。第二に、第一の問題から続いて、クリーニングの行使に依存するということは、人々が mod 作者に対する悪夢に備えてサポートさせうる、わずかに異なるバージョンのモジュールを結局使う羽目になります。


mod のクオリティはコミュニティレベルできちんと取り組まれる必要があるコミュニティ全体の問題です。mod 作者は 自分の mod がクリーンであることを確実にする必要があります。だから、彼らはすべての恩恵を受けるべき未来のユーザのために今一度自分の mod をクリーンにする必要があるのです。その一方で、ありとあらゆる Dirty Mod のユーザは極めて非効率でありながらも、自分でその mod をクリーニングしなければなりません。

BOSSチームは mod クリーニングの自覚を促すために、Dirty mod のレポートを引き受けて、提供された追加情報とともにこの Wiki ページへのリンクを含めたメッセージのように BOSS のマスターリストに関連性のあるプラグインを貼り付けることでコミュニティの尽力の焦点を提供しています。

このデータは BOSS を実行すると表示されます。このデータは BOSS API を使った他のユーティリティからアクセスすることもできます。その成果は大多数の人がアクセスできる情報のセントラル・リポジトリになっています。

mod 作者用:

  1. あなたが作った mod をきちんとクリーンしてください。あなたのすべての mod をです。あなたは自分が作った mod の意図を本当によく知っている唯一の存在です。あなたが作った mod の意図が順守されていることを確実なものとするためすべての変更を念入りに再調査してください。
  2. mod の クリーニング はただ自動的な機能で実行されているとは限りません。それを済ませてください。それが本当にあなたの意図する動作をすることを確実にするために手動ですべてのオーバーライドされた record モジュールを再調査をしてください。
  3. あなたがクリーンした mod があることを、あなたが使用した TES5Edit のバージョンを添えて、あなたのドキュメンテーションでリストにしてください。もしあなたがクリーニングをするときに監視しなければならない implicit dependency (暗黙的依存) があれば、その implicit dependency とそれが implicit dependency になる論理的根拠を明確にリストにしてください。

mod ユーザ用:

  1. あなたが使用するきちんとクリーニングされているとはっきりした言明がない mod をチェックしてください (クリーニングプロセスの予行演習は概ね骨の折れる作業です)。
  2. もしあなたの mod が Dirty なら、作者に報告してください。mod 作者はその mod の意図を本当に理解している唯一の存在です。彼らはその mod を正しくきちんとクリーニングする最高の立場にいる唯一の存在です。そしてもし彼らがきちんとクリーンされた mod をようやく公開すれば、コミュニティ全体がその恩恵を受けます。
  3. もし mod が作者によって放棄されたか、作者が自分の乱雑さを訂正することに気が進まないのであれば、他の mod ユーザが時間を無駄にする手間を省くためにコメントかRELz のスレッドのどちらかまたは両方にショートノートを残してください。忘れないでください: 礼儀を保ってください。フレーミングが誰かの役に立つことはありません。
  4. もしあなたの mod が dirty ならば、他人があなたが見つけた恩恵を受けられるように BOSS の readme の説明書通りに従って BOSS チームにその mod を提出してください。


セクション2: Mod クリーニング・インストラクション[edit | edit source]

Bethesda のマスターファイルクリーニング手順[edit | edit source]

Update.esm をクリーニングするためTES5にフィルターを適用 (Apply Filter) する Dawnguard.esm をクリーニングするためTES5にフィルターを適用 (Apply Filter) する HearthFires.esm をクリーニングするためTES5にフィルターを適用 (Apply Filter) する

Update.esm に関して: Skyrim.esm と Update.esm をロードしてください。ただしUpdate.esm だけをクリーンしてください。
Dawnguard.esm に関して: Skyrim.esm と Update.esm と Dawnguard.esm をロードしてください。ただし Dawnguard.esm だけをクリーンしてください。
HearthFires.esm に関して: Skyrim.esm と HearthFires.esm をロードしてください。ただし HearthFires.esm だけをクリーンしてください。

非クリティカル・エラー Non Critical Errors[edit | edit source]

Error: record ARMO contains unexpected (or out of order) subrecord MODL

このエラーはいろいろな理由で起こりえるもので、mod 作者が対処すべきものです。しかし、CK でプラグインをロードすることも、CKはあるべき順番ですべてをファイルを保存するため役に立ちます。CK はプラグインロードして後でセーブするとき順番のが狂う省かれたサブレコードに知られているので、非常に慎重になるべきです。

<Warning: Plugin contains 57 deleted NavMeshes which can not be undeleted>

あなたには Dawnguard.esm と HearthFires.esm のこの警告ががいまのところそれを無視しているとわかるでしょう。さもなければ、これは削除された Navmesh レコードがあることを警告しています。任意の削除された Navmesh レコードのことは mod の作者に報告すべきです。そうすればそれらは適切に修正できるようになります。

TES5Edit クリーニング・インストラクション[edit | edit source]

これらは TES5Edit を使用してプラグインを自動クリーニングするための実際のインストラクションです:

  1. TES5Edit をダウンロードしてください。
  2. ダウンロードしたアーカイブを任意の方法で解凍してください。
  3. TES5Edit.exe ファイルを実行してください。
  4. 現在アクティブになっているすべてのプラグインがチェックされた状態で、あなたがインストールしたすべてのプラグインがリスティングされたダイアログボックスが現れます。リストの中の任意の場所で右クリックして "Select None" を選択してください。
  5. あなたがクリーンしたいプラグインとそのプラグインの implicit dependency (暗黙的依存) のボックスを選択してください。TES5Edit では自動的にロードされるので explicit dependency (明示的依存) のボックスにチェックを入れる必要はありません。
  6. ダイアログボックスで "OK" をクリックしてください。
  7. mod 一覧のダイアログボックスが表示されます。プラグインをクリーニングしているときにダイアログボックス内では決して任意のボックスにチェックを入れないでください。ダイアログボックス内の "OK" をクリックしてください。
  8. プラグインのロードが完了後、クリーニングしたいプラグインを右クリックして "Apply Filter For Cleaning" を選択してください。
    TES5 Apply Filter For Cleaning
  9. フィルタリングは長くかかることがあります。
  10. クリーニングするプラグインを右クリックして “Remove "Identical to Master" records”を選択してください。
  11. 大きめの警告メッセージが現れたとき2秒間待機してください。それから“Yes…”をクリックしてください。
  12. もし Dirty Edit が見つかって除去されると、プラグイン名がボールド体で表示されます。何が変更されたかを確認するために Messages タブをチェックしてください。そのプラグインを BOSSチームに報告するために ITM record が除去された数を書き留めておいてください。
  13. あなたがクリーニングしたいプラグインをもう一度右クリックして“Undelete and Disable References”を選択してください。この場合もやはり、何が変更されたかを確認するために Messages タブをチェックしてください。そのプラグインを BOSSチームに報告するために undeleted reference (削除されていない参照) かつ disabled reference (無効な参照) の数を書き留めておいてください。
  14. プログラムを閉じてみてください。もし Dirty Edit や 削除された参照が見つからなければ、プログラムは直ちに終了します。さもなければ、あなたがクリーニングしたプラグインをリストにしたダイアログボックスが表示されます。
  15. あなたがクリーンしたプラグインのチェックボックスにチェックが入っていることを確認してから "OK" をクリックしてください。これはクリーンされたプラグインを保存します。クリーニングされる前のプラグインのバックアップがファイル拡張子に生成されたタイムスタンプをつけてあなたの Data フォルダに置かれます。

用語解説[edit | edit source]

用語解説には一般的な modding 用語とこのガイドで使われているクリーニング特有の用語も定義されています。


Mod (モッド): Skyrim の modification こと。プレイヤーが作ることができるものまたは公式DLCのこと。

Plugin (プラグイン): ファイル拡張子が .esp か .esm のファイル (問題はファイルの内部にあるものだが、ファイル拡張子はかなりよい手がかりになる)。

Record (レコード): ゲームのある要素の情報を保持するプラグイン内部のデータ構造。例えば、各武器のタイプ、各種族、各ポーションなどがさまざまな record を持っている。

Rule of One (1つのルール): ゲームが適用できる record をたった一つのあるプラグインが変更すること。もし複数のプラグインが同一 record を変更すると、ロードオーダーでこれらのプラグインで最後に来る変更が適用される。これにはわずかに例外がある。例えば、もし複数のプラグインが同じセルに物体を置くと、これらのすべての物体がゲーム内に現れるが、一般に、ルール上は複雑ではない record タイプを保持する (複雑な record タイプはこのガイドの範囲では収まらない)。

Load order (ロードオーダー): プラグインがロードされる順序。

Dirty mod (ダーティモッド): Dirty Edit、Wild Edit、deleted references のいずれかが含まれている mod のこと。

Dirty edit (ダーティエディット): Creation Kit のバグや意図されない編集を不正確にアンドゥした作者によって不必要に作られた edit のこと。そのような edit は自動的にクリーニングできる。

Identical To Master edit (ITMエディット): 編集した値が編集していない値と一致している Dirty Edit の種類。

Wild edit (ワイルドエディット): 作者がうっかり小さな編集や間違ったやり方で編集しようとすることが原因でよく起こる、その mod の意図と辻褄が合わない Edit。そのような編集は手動でクリーニングしなければならない。

Deleted reference (削除された参照): 削除された record への参照のこと。例えば、Silver Sword をゲーム世界に置くと、その Silver Sword を削除することで、除去できるゲーム世界を参照した Silver Sword が作られる。

Dependency (依存、従属物): 他のプラグインが頼っているプラグイン。例えば、 Skyrim.esm は多くの mod に依存されている (従属物である)。

Explicit dependency (明示的依存): dependency が満足に存在しないゲームがロードできないような、依存しているプラグインにレコードされている dependency。

Implicit dependency (暗黙依存): 依存しているプラグインによる指示がなく、作者の意図の考慮によってのみ決めることができる dependency。

さらなる TES5Edit のリソース[edit | edit source]

結びとクレジット[edit | edit source]

このセクションは04:48, 18 October 2012 (EDT)に元の英語版記事を意訳したものです

このガイドは TES4Edit Cleaning Guide を出典にしています。mod の全一覧が欠けているためにそのガイドの大部分がこのガイドから除去されています。これには一覧にまだ mod がないことが理由に挙げられますが、主に、そのような一覧はガイドから wiki ページに分割されて属していることが理由に挙げられます。特定のクリーニングインストラクションのセクションは同じ理由で除外しています。また Dirty Mod の Tips のセクションもガイドに反すると判断して除外しています。キーコンセプトのレビューやmod に著しく害を与えるであろう不正確な見解も、そのようなセクションは他の読者が情報を読み飛ばしてしまう原因とみて省略しています。

クリーニングが必要なプラグイン、クリーニングすべきでないプラグイン、手動でクリーニングのインストラクションが必要なプラグインの一覧 Skyrim Dirty Plugins List ページが作られています。


この記事の様々な著者と寄稿者のみなさん、Brumbek, Arthmoor, Vorians, ElminsterEU, WrinklyNinja, dev_akm を含むがこれに限定されない方々のご協力ありがとうございます。

TES5Edit のリリースで活動している ElminsterEU, Sharlikran, and Zilav にも感謝します。

最後に、Dirty mod のレポートを照合に尽力し Skyrim のマスターリストに関わっている BOSS チームメンバーにも感謝します。


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